今年度見込みと中計の扱い2

前回自動車メーカーの動向についてみたので、今回は電機メーカーのものを見て見ましょう。

昔風に言えば重電3社と弱電3社です。
特徴としては、重電3社はいずれも2020年度見込みを発表していて、弱電3社は合理的算定困難として
発表を見送っています。
重電系の方が、中長期の計画で取り組んでいるものが多く、見通しが立ちやすいのでしょう。

中計については、日立製作所と東芝がまだ2年あり、三菱電機は2025年度に向けた新中計発表の
予定でしたが、「経営戦略」として定量目標を掲げていません。

弱電系でいうとパナソニックが2021年度までの中計進行中です。
ソニーは、今年度までの中計が進行中です。
シャープは、昨年度までの中計がありましたが、未達に終わり、まだ新中計は打ち出していません。
それでも利益が出せるようになっただけまだいいですね。

企業規模や利益で見ると、重電系は日立製作所の健闘ぶりが目立ちます。
弱電系で言うとソニーが堅調ですね。今後ファイナンス子会社を完全に取り込むので、利益はさらに
増やせそうです。
TV等エレクトロニクスで設けられなくても、画像処理デバイスや課金型ゲーム、ファイナンスなど
儲けられる事業が複数あり、リスク分散ができているといえるでしょうか。

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